マラナタ 主よ 来てください!


畠神父


 御受難の荘厳記念日(金) 

灰の水曜日の前の金曜日は、御受難会固有典礼では、創立者の記念日と荘厳記念日が<祭日>で、この日、主イエス・キリストの御受難の荘厳記念を祝います。祭日には固有の前晩の祈りが行われます。

前晩の祈り
賛歌
座って嘆き、心から悲しみ、
神がよこしまな人々から受けた
恥と苦痛を深く考えよ。

見よ。群衆が剣や棒を手に近づいて来る。
見よ。尊き王の神聖な頭を荒々しく殴り打ちのめす。

残忍なひもで縛られ、キリストは鞭打たれる。
暴漢たちは、王の王、天の主である方に平然と手を上げる。

聞け。人々よ、聞け。
善である方、慈悲深い私たちの神は、
はげしい鞭打ちの下で沈黙しておられる。
聖なる肩を血に濡らしながら。

涙があふれるこのありさま。
しかし、罪深い民は今新たな苦痛を考え出し、
彼の眉に力いっぱいとげを打ち込む。

死へと乱暴に引きずられ、
キリストは十字架上で殺される。
死に際に、最後の息によって
父の御手にご自分の魂を返された。

罪人たちへ恵みを得るために、
これほど耐え忍ばれた方に
世界の民からの賛美と栄光を永遠に。
アーメン。

第一唱和 詩篇113 神はおんひとり子を与えるほど世を愛された
   
第二唱和 詩篇146 神は自分のみ子を惜しまずにわたしたちのために渡された。
第三唱和 フッィリピ 2章6~11節 
人の子が来たのは仕えられるためではなく 仕えるためであり、多くの人の贖いとして 自分の命を与えるためである。
神のことば
 使徒言行録 13章26節 ~ 30節 

先 : 生ける神の おん子キリスト
答 : わたしたちをあわれんでください。
先 : わたしたちの罪のゆえに打たれたキリスト
答 : わたしたちをあわれんでください。
先 : 栄光は父と子と聖霊に
答 : 生ける神の おん子キリスト
    わたしたちをあわれんでください。
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