マラナタ 主よ 来てください!


畠神父


 第6回 連続百日間共同祈願ミサへの招き

アレルヤ 主のご復活 おめでとうございます。
  主のいつくしみをたたえよう! 主が来られるまで・・・マラナタ!


 キリストにおける兄弟姉妹の皆様へ

 今年の最初の100日共同祈願は、1月1日から始めましたので、4月10日聖金曜日が100日目です。この日奇しくも、天皇皇后ご夫妻はご結婚50周年の金祝でした。美智子皇后には麦の穂のブローチが襟にありました・・・ 一粒の麦が死なないならば一粒のまま残り、死ねば多くの実を結ぶとのご自身の労苦の実りを表現されたことでしょう。 苦しみのなかに喜びが隠れている信仰の隠し味でした。
そして私たちの100日のミサとしては、前晩の聖木曜日、主の晩餐の夕べのミサが100回目のミサでした。昨年は、ローマの本部ヨハネ・パウロ大聖堂の脇祭壇にある十字架の聖パウロの遺骨の前で叙階25周年の記念日を祝うことができたのでした。そして、今年は、今回で100日間を5回重ねての500日目は、なんと皆様と共に御受難の記念の聖金曜日に十字架の礼拝をして、主の受難と死を思い主の死を記念するみことばの典礼といけにえの死、神の業である主の十字架の奉献に参加することができ、大きな恵みになりました。    
             
 前回の百日共同祈願には、730名の方が参加されていました。そしてこの度、今年の第二回目を4月24日第二復活主日後の金曜日から8月1日、聖霊による刷新関西大会の初日まで、ご一緒に祈るように呼びかけます。 開始日をこの日に選んだのは、主の十字架のあがないの死を通して聖霊の恵みが注がれたこと、また主の復活のからだには傷があったことを覚えておかなければならないと考えるからです。御脇腹からは、血と水が流れ出て、教会の源泉、二つの秘跡、聖体と洗礼により私たちは新しい命の絆に結ばれたからです。しかも、教会の典礼では、聖トマスにご自身の傷を見せて信仰の目を開いてくださった主イエスの愛、主のいつくしみを記念する復活の八日目、教皇ヨハネ・パウロ二世により「神のいつくしみの主日」と付記された、その週の金曜日、御受難修道会の固有の典礼では、5つの傷を記念する祝日、「主イエズス・キリストの光栄ある御傷」を祝います。 
この日の典礼で  
「主イエズス・キリスト、あなたは尊い御傷から流れた御血で世をあがない、栄光ある復活のお姿において御傷を示し使徒たちの信仰を強めて下さいました。あなたの愛のしるしであるこの聖なる傷を あがめ、あなたの受難により強く結ばれてあなたとともに新しいいのちによみがえる恵みを得ることができますように。 アーメン。 」と祈ります。

  わたしたちは主の御傷により、いやしの恵みを受けます。その結果でしょうか? わたしたちが主にゆだねた意向は何らかの効果があったと報告されています。あるシスターは永遠の喜びへと旅立ち、ある方は高齢で手術して奇跡的に帰還、ある方はホスピス病棟で死の病から解放され、ある方からは癌が消滅したとの知らせをうけました。亡くなっていった方も、落ち着いて家族との別れを告げることができたし、その葬儀での安らかな様子に、その後、家族の方々には、身内の方に信仰の恵みが分かち与えられたのです。祈りは無駄なようで一番大きな良い結果を生むことがわかります。なぜなら復活された主イエスの傷に結ばれるからです。  
   
 ところで、わたしたちがしている共同祈願には何の意味があるのか、どう考えたらいいのでしょうか? ベネディクト16世教皇は、枢機卿の時代、「典礼の精神」(1999年、濱田了訳、サンパウロ)を著され、典礼の積極的参加に関する考えを表明されていますが、典礼における積極的参加は、「奉献文」にあり、本来の典礼行為はオラツィオ(祈り)であり、それは、主のみが行える一人称の神の業への参加である。 従って、叙階を受けた者も、信徒も同じ主の祈りに参加することには変わらないと指摘しておられます。そのために、その祈りが現実のものとなるためには、「キリストの本当の体になるように願わなければならない。そしてそれこそ願いこまなければならない」とベネディクト16世教皇は述べておられるのです。百日の連続共同祈願によって、典礼の積極的参加をこのような形で、みなさまの日常の犠牲をミサの奉献においてささげることができるのではないかと考えている次第です。                          

 すべては 神の業に参加していく 主のなさることだ・・・
 家つくりの捨てた石が、隅の親石となった。
 これは神のわざ、人の目には不思議に見える
  
 これからも 私は60歳になるまであと500日を皆様と共に共同祈願ミサにささげたいと思います。これが私にできる皆様のための一番堅実で確実な行為なのです。どうぞ またはがきでお申し込みください。まったく費用は要りません。あなたさまの一緒に祈ってほしい願いを書き込み、無心に毎日東に向かって(心の十字架のこと)あなたのお心をあわせるだけで、一日がキリストの奉献に結ばれます。

 日々復活秘義を祝い、お一人おひとりの聖霊降臨をお祈り申し上げます。
 感謝のうちに・・・ 

聖霊による刷新関西委員会委員長
畠 基幸 神父 

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池田市満寿美町9-26
カトリック池田教会
畠 基幸 行き
 
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