マラナタ 主よ 来てください!


畠神父


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 1月28日 聖トマス・アクイナス 司祭教会博士

1225年 アキノの伯爵の家に生まれる。ドミニコ会に入り、聖アルベルト・マグヌスに師事する。

入祭唱 神に従う人の口は知恵を語り、その舌はまことを告げる。
    神のことばがいつもその心にある。(詩篇37・30~31)

集会祈願 万物を治められる神よ、あなたは、聖トマス・アクイナスの聖なる生涯とすぐれた学識によって教会を照らしてくださいました。わたしたちが聖人の教えを学びとり、その生活にならうことができますように。聖霊の交わりの中で、あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

第一朗読 ヘブライ人への手紙 (ヘブライ 10・11~18)

 「しかしキリストは、罪のために唯一のいけにえをささげて、永遠に神の右の座につき、そのあとは、敵どもがご自分の足台となってしまうまで、待ち続けておられるのです。」

答 唱  門よ とびらを開け、 永遠の戸よ、上がれ。栄光の王が入る
     (詩篇 110 1+2、3+4 )


アレルヤ 種は神のことば、まく人はキリスト。 キリストを見出す人は永遠に生きる アレルヤ

福 音  マルコによる福音 (マルコ4章1~20)

 イエスはたとえでいろいろと教え始められた。「よく聞きなさい。種をまく人が種まきに出て行った。・・・」
種をまいても蒔いても、実りがないという方へ
 ロザリオの祈りの効果を教える教皇庁、また枢機卿様たち推薦の本がAquinas Press から出ています。あまり知らなかったことですね。聖ドミニコをはじめ、今日の記念日を迎える聖トマス・アクイナスは学者で理性派の聖人ですが、彼の偉大さは単純明快な信心にあるのでしょう。

ロザリオの祈りは、聖ドミニコによって始められ13世紀には現在の形ができていたようです。これはドミニコ会のオリジナルな祈りの形で、説教の準備やアルビ派の異端との戦いに備えて使用した祈りです。天使のあいさつから始まる天使祝詞(聖母にむかう祈り)を150回と主の祈り15回を繰り返し唱えることです。

 聖ドミニコから伝えられたロザリオの祈りは、ベネディクト14世と教皇庁によって承認されたものです。教皇庁の伝承は、ドミニコ会士アラン・デ・ラ・ロウチェの弟子、コルネウス・デ・スネッカOPの次のようなことばで要約されるドミニコ会の伝説を支持しています。

 あるとき聖ドミニコがアルビ派の異端者に説教していた時、初めはうまくいったように思えたが、結果はほとんどなかったので、聖母に祈りの中で働いてもその効果が少ないことに不平を申し上げたのです。すると聖母は次のようにお答えになったという。
「神が地の面を新たになさるとき、神は天使の挨拶の肥沃な雨を降らし始める。従って、わたしの詩篇を説教しなさい。すなわち150の天使の挨拶と15の主の祈りを組み合わせた詩篇を唱えなさい。そうすればあなたは豊かな収穫を受けるでしょう。結果的に、神のしもべは、この信心を説教し始め、人々に知られるようになり、その時から、聖ドミニコはおびただしい魂の収穫を集めるようになったのです。」(
説教10、Sup,Conf, De Serto Rosario)
ピオ9世教皇も、1869年12月3日、「聖ドミニコはロザリオの祈りをアルビ派の奇怪な異端を破壊するための剣として使用した。そのように今日、信者の皆様も同じ武器を使って、すなわち、毎日繰り返しロザリオの祈りを唱えることによって、神の母の強固なご保護を受け、この世に蔓延する誤りは根こそぎに破壊されます。(The Rosary "The Little Summa" foreword by Cardinal J. Francis Stafford. )

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