マラナタ 主よ 来てください!


畠神父


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 震災孤児のための祈り (大阪 玉造教会にて)

先日、エキュメニカルな祈りの機会を持ちました。すばらしい演奏と合唱のなかで各教派の聖職者が祈りを捧げました。もはや会場は、コンサートではなく聖堂において純粋に東日本大震災の被災者のための祈りをささげる集会となりました。神に感謝!

2012年4月30日 大阪カテドラル聖マリア大聖堂

フォーレ REQUIEM

音楽監督 指揮 富岡 健
独唱   ソプラノ ガハプカ奈美、 バリトン 岸 俊昭
祈祷   内田 望  司祭 (日本聖公会 堺聖テモテ教会)
     松本 義宣 牧師 (日本福音ルーテル神戸教会)
     井上 隆唱 牧師 (日本基督教団 都島教会)
     畠  基幸 神父 (カトリック池田教会、日生中央教会)
     中島 義和 牧師 (日本バプテスト連盟)

合唱   合唱団 大阪コンソート 及び一般公募
オーケストラ
     室内管弦楽団 オルフェウス大阪
オルガン 大代 恵
鎮魂の祈り(鎮魂曲 レクイエム)

 私たちの命の源、希望の源である神よ、
  3月11日に起こった東日本大震災で亡くなった方々、行方不明になった方々のために祈ります。あなたのもとで終わることのない喜びに入ることができますように。

 あなたはすべてのよいものを世におあたえになりました。今、そのすべてを失って あんたから 断ち切られたように感ずることは とてもつらいのです。わたしたちは嘆きうめきます。失われた者、愛する者の声を 再び聞かせてください。家族とのごく普通の日々の生活を 再び私たちの日々としてください。
天と地と海とそこにあるすべてのものをおつくりなった主よ、
海も山も 空の鳥、海の魚、地に住む生き物は、すべてあなたのものです。

あなたはいのちの与え主、生命の主です。
あなたは命の息を送って人を生きるものとし、ご自身の愛の似姿に人を男と女とにお造りになりました。人に家族を与え、地を耕し、家畜を飼うものにして下さいました。
あなたは人が造るものを喜ばれ、ご自身のみわざの協力者として下さいます。
あなたの愛で創られたこの世界を あなたはどれほどいつくしんでおらたことか・・・

3・11、その天と海と地が破壊者となって襲ってきました。そして国を富ませ、夢の快適な生活を約束した原子力発電所を破壊しました。水素爆発を起こし、一瞬のうちに核物質が拡散し、空も海も大地も汚染され、地球は人が安心して住むことができない環境となってしまいました。今も将来も、子供たち、未来の子供たちに大きな負担を強いることになりました。主よ おゆるしください。私たちを憐れみ下さい。

被災し傷つき言葉を失い悲嘆にくれる震災孤児のために祈ります。
「エロイ エロイ レマ サバクタニ、
わが神、わが神 なぜわたしをお見捨てになるのですか?」
憐れみ深い父、私たちの主よ、あなたは、独り子イエスの口に嘆きの言葉を発することをおゆるしになりました。愛する者の死、失われた者の行方、残された孤児の悲嘆と無念をあなたはご存知です。あなたはご自身の御子の死を悲しまれたように、私たちの嘆きを聞き、こころに留めてくださいますようにお願いします。どうかわたしたちの怠慢と無知と無責任をおゆるしください。あなたの御子を十字架につけたのは私、わたくしの傲慢なのです。
その私たちのためにへりくだって自ら命を捨てた御子とあの津波の波間に消えた孤児の両親たちをあなたのみ手にゆだねます。

主よ、あなたの命の息を送ってください。すべてが新たになりますように。
私たちの主 イエス・キリストのみ名によって。 アーメン。

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