マラナタ 主よ 来てください!


畠神父


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 1月8日 公現後の木曜日

初めに、世が造られる前から、みことばは神であった。
 そのかたが世の救い主としてお生まれになった。(ヨハネ1・1参照)

 集会祈願 全能の神よ、あなたはひとり子によって、すべての民の上に救いの光を照らしてくださいました。人々が救い主を受け入れ、永遠の栄光に導かれますように。聖霊の交わりのなかで・・・


 第一朗読 使徒ヨハネの手紙 (1ヨハネ4章19~5章4節)

 目に見える兄弟を愛さない者は、目に見えない神を愛することができません。神を愛する人は、兄弟をも愛すべきです。これが神から受けた掟です。・・・

 答 唱   詩篇72 
 王が正しく民をおさめ、正義をもって貧しい人を守るように・・・
 
  現代の政治家にこの正義をもって貧しい人を守る政策を望む

 福音  ルカによる福音 (ルカ 4章14~22節a)

 イエスは霊の力に満ちてガリラヤに帰られた。 ・・・・
 「主の霊がわたしの上におられる。貧しい人に福音を告げ知らせるために、主が油を注がれたからである。・・・」

 皆はイエスを誉め、その口から出る恵み深い言葉に驚いた。


エピファニ(神の顕現)の場面である。 神は貧しい人を心にとめられている。 
カトリック信者の麻生首相は、二兆円の給付金で消費がアップするというが貧しい人への対策ではない。たぶん多くの人が何らかの貧しい人への取り組みをしなければならない。そのいただいた給付金を使ってそれぞれが必要と思われるところへ寄付するならば 大きな対策となるでしょう。。。
 朝日新聞の投書欄にはこのようなものがあった(朝日西部版「声」)
 「こんな時にこそ助け合いたい」
 大晦日から正月5日まで、東京・日比谷で「年越し派遣村」が開設された。年末年始を路頭に迷う人々に、支援の手を差し伸べようとする労働関係諸団体他NPOの方々の行動に、思わず熱いものがこみ上げてきた。年末僅かだが我家も支援団体のいくつかに送金した。未曾有の雇用危機の中で迎える年末年始に、どうにかして助け合いのネットワークは出来ないものかと思っていたが、派遣村のニュースに少し明るい気持ちになった。
 昨年末母親同士の集まりで、目下の事態に対するもっと迅速な政策は打ち出せないのか、こういう時のために有権者は議員を国会に送り出しているのにという話が出た。
 政治家の寄付行為は禁止されているという。しかし、超党派の特別立法で拠出を募り、雇用安定基金を創設する、あるいは国民に広く呼びかけ、財源を広げた基金創設などの打開策は講じられるべきではないか。税制上優遇されている大企業からも勿論寄付は募るべきだが。ともかく国民挙げて8万5千人余の人々と痛みを分かち合う、今はそのような時だと思う。・・・

 市井の人は 政治家よりも政策にアイデアがあります。 わたしは給付金を廃案にする政治の道具にするよりも、給付金の使い道を国民がよく考えるように鼓舞して貧しい人を助ける方向にすべきだったと思います。つまり人々に基金創設の希望を与えて国民相互が助け合うような方向へと導くのが最善と考えます。それならばわたしたちもお互いにこの国の国民の善性を見直して将来に希望が持てます。

  

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